RYT200をオンラインで受講するか、通学で受講するか迷っている。
オンラインの良さはわかるけど、デメリットはないの?
RYT200などのヨガ資格をオンラインで受講する前に、こういった不安を感じてしまいますよね。
そこでこの記事では、オンラインでRYT200を取得する際のメリットとデメリットについて、徹底的に解説していきます!
最初に結論から言うと、
きちんとデメリットを把握した上で受講するのは、全然アリな選択!
だといえます。
まずはオンラインでRYT200を取得するメリットとデメリットを見てみましょう。
記事前半では、RYT200をオンラインで取得する際の上記のようなメリットとデメリットを一つ一つ丁寧に解説していきます。
そして記事後半では、
について解説します。
ぜひこの記事でオンライン講座を受ける前の不安を解消してくださいね。
RYT200をオンラインコースで取得するメリット
まずはメリットの方から先に見ていきましょう!
メリット1.対面より受講費用が安い
オンラインでRYT200取得すると、通学や合宿形式に比べて、取得費用が安い場合がほとんどです。
オンラインが通学性に比べて安い理由としては、スクール側から見ると
- 会場費、人件費、テキスト代、などの経費が削減できるから
が最も主たる理由です。
特に、動画視聴をカリキュラムに組み込んでいるところは、一度作成してしまえば繰り返し利用できるので、人件費や教材費が節約できます。
利用者側としても、
などを節約できるので、トータルとして考えてもRYT200取得費用は通学制と比べて圧倒的にお得です。
実際、有名ヨガインストラクター養成スクールのRYT200の受講費を、オンラインと通学制で比較してみても、オンラインで受講したほうが圧倒的にお得であることがわかります。
スクール名 | 通学 | オンライン |
YMCメディカル トレーナーズスクール |
568,000円(税込) | 248,000円(税込) |
ファーストシップ | 457,000円(税込) | 298,000円(税込)~ 368,000円(税込) |
アンダーザライト | 499,999円(税込)~ | 499,999円(税込)~ |
オンラインで通学の半額以下になるところもあるんだ。。これはお得ですね!
他にも通学コースがなくオンラインに特化したようなヨガスクールもあります。
オンライン特化型だとさらに受講費用を安く抑えることも可能ですよ。
安いヨガスクール一例としては、ゼロカラYOGAなどがあります。
メリット2.受講期間を短くできる
受講期間についても、通学に比べてオンラインのほうが早くRYT200が取得できるので、短くできます。
通学では最短でも3ヶ月程かかりますし、長いところだと1年以上かかってしまいます。
オンラインであれば、最短2週間ほどでRYT200が取得できるところもあるので、急ぎで資格が必要になった方や、通学でモチベーションが下がってしまいそうな方にはおすすめです。
最初は意気揚々として通うんだけど、半年ほど経つとなんか気分が上がらない。。。そうなる前に終わらせることができるんですね。
スクール名 | 通学 | オンライン |
YMCメディカル トレーナーズスクール |
5~12ヶ月 | 2~4ヶ月 |
ファーストシップ | 3ヶ月 | 1~12ヶ月 |
アンダーザライト | 6~8ヶ月 | 6~8ヶ月 |
大手有名ヨガインストラクター養成スクールで比較しても、オンラインのほうが早く取得できるプランが多くなっています。
無理して最短で取る必要がない人も、オンラインでもゆっくり余裕を持って受講できるプランもあるので安心してくださいね。
自分のペースで受講期間を調整できるのが魅力です。
メリット3.授業の理解度が高くなる
意外かもしれませんが、通学よりもオンラインでの授業のほうが、理解度が高まる事が多いです。その理由としては、
といった事が挙げられます。
1.繰り返し映像を見て復習できるから
人間ってどうしても一回聞いただけじゃ、どれだけ重要なことだとしても覚えられませんよね。
通学制だと
あれ、先生はなんて言ってたっけ?
となったときにすぐに質問できるわけではありません。
その点、オンラインであれば復習が非常に簡単にできます。
ライブレッスンも終了後は録画を後で見られる所も多いですし、動画視聴も疑問があればすぐ見られます。
2.動画で知識がまとまっていてわかりやすい
テキストと対面授業だけの勉強方法だと、先生が言っていることが自分の中でうまく消化されず、個別の知識として頭に詰め込まれることが多いです。
オンラインであればすでに動画として一つのコンテンツとしてわかりやすくまとめられているため、後で頭の中を整理する手間が省けます。
どのような動画コンテンツかはスクールによって大きく違いはあります
いつでも質問できる環境がある
学習を進めていく中で、どうしてもわからないことが出てくるはずです。
解剖学や生理学はややこしくて「???」で頭の中がいっぱいになるはずでしょう笑
そんなときにオンラインでは、
こういったサービスをしているスクールも多くあります。
「オンラインだからこそできる対応力」
が、学習を進めていく中で有利に働くということですね!
メリット4.人目を気にしなくて良い
これは地味に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
通学制のスクールに通う方は、こんなことを考えてしまって、肝心の授業に集中できなくなるという人も多いと思います。
オンラインであれば、他人と比較する必要もなく、自分だけの空間で集中できるので、人目を気にしがちな人にとってはおすすめです。
特に男性は女性だけの環境の中で気まずい思いをしている方も多いので、男性にもオンラインはおすすめですよ。
メリット5.時間の都合が付きやすい
オンラインだと時間の使い方が効率的になるので、以下のようなメリットがあります。
1.自分のペースで受講できる
特に動画視聴で学習を進める場合ですが、自分のペースで好きなときに学習できるのがいい点です。
なんとなく今日はやる気が出ないな~
ちょっと体調が悪いから今日はやめとこう
こんなときに受講する・しないの選択が自由にできるのはとてもありがたいです。
自分でスケジュールを立てて行動できる人にとっては、加減がききやすいのがメリットですね。
2.スキマ時間での受講もOK
ヨガの資格は取りたいけど、なかなか時間がない、そんな人にもオンラインはおすすめです。
このようなまとまった時間を取るのが難しい方でも、ちょっとした休憩時間や寝る前の数時間など、スキマ時間で受講できるのはありがたいですよね。
受講時間の前後にいきなり日常生活に戻れるため、家事・育児・仕事との両立も可能になります。
メリット6.時間の有効活用が心理的ストレスを下げる
通学制のスクールであれば、どうしても通うための手間暇や時間が重荷に感じてしまう瞬間がありますよね。
「忙しいのに」「時間がないのに」「身だしなみ整えなきゃ」
このように、学習するスイッチが入るまでには結構なエネルギーがいるんですよね。
それが心理的ストレスとなって、「資格をとるのを諦めた」「めんどうになった」という人も意外と多いんです。
お部屋の片付けなんかもそうですね。片付けだしたらとことんやるのに、片付けるまでが面倒でやらない、みたいな笑
オンラインであれば、こういった心理的ストレスを可能な限り排除することができるので、ヨガをする習慣が身につきやすいです。
メリット7.場所の制約がない
オンラインならではのメリットとして、「受講する場所に制約がない」ということも挙げられます。
ライブレッスンの場合は、ヨガマットがあるところや広いところが好ましいですが、動画視聴であればどこでも受講が可能です。
また、オンライン受講を提供しているヨガスクールの中には、実店舗をもつ所も多いですが、なかなか家の近くにない人も多くいるでしょう。
でもオンラインであれば場所に関係なく「自分のスタイルや好み」にあったヨガスクールを選択できます。
家の近くのヨガスクールはちょっといまいちだな
と思ったとしても、日本全国(あるいは海外)の様々なヨガスクールを選択肢に入れることができるのはありがたいですよね。
メリット8.言葉で的確に伝えるスキルが磨ける
今後の社会情勢等を考えると、オンラインヨガの需要はますます高くなっていくと予想されます。
RYT200取得後は、インストラクターとして働きたい!という人にとっても、オンラインレッスンを視野にいれている人も多いでしょう。
オンラインレッスンは実際に身体に触れて指導することができないため、口頭で的確にアジャストするスキルが必要となります。
オンラインRYT200講座を持つスクールのヨガインストラクターは、このスキルが非常に高く、将来自分が同様にレッスンを持ったときの鑑となる存在です。
つまり、言葉で生徒さんをうまく誘導するスキルが身につくのです。
オンラインレッスンが得意なインストラクターになれば、あなたの今後の活躍の幅が広がるはずなので、身近にお手本を見て学べるのがメリットですね。
9.ウイルス感染リスクの低減
まだまだコロナなどのウイルスが猛威を振るっている中、なかなか外出できない人や感染が怖い方も多いでしょう。
オンラインであれば、人との対面もないので、移動やスタジオでの感染リスク回避にもなります。
特にヨガスタジオでは密になりやすいので、注意が必要ですからね。
意外なメリットとしては、レッスン中にマスクをつけなくてもいいのが、オンラインでの嬉しいポイントです。
マスクしながら運動すると苦しいので、これは助かります!
RYT200をオンラインコースで取得するデメリット
では続いて、オンラインで受講するデメリットについても見ていきましょう。
デメリット1.身体の感覚的な理解度は低下する
動画視聴のみで対面レッスンがない場合、先生からのフィードバックが受けられない(あるいは少ない)ため、「身体の感覚的な理解」が低下するというのが一番のデメリットです。
頭での理解と身体での理解は全く違います。
この理解があやふやになっていると、自分が先生から教わる段階と、自分が生徒に教える段階の2つの段階で思わぬ弊害が生じる可能性があります。一つずつ見ていきましょう。
1.自分のポーズが正しいのかどうかわからない
オンラインでただ動画を見て学ぶだけでは、実際にやろうと思ってもどうやったら良いかわからないということが多くあります。
講師が言っていることをすべて頭では理解したつもりでも、自分がやる段階でまったく違うアーサナになっていた、なんてこともしばしば。
特に、人によって身体のクセや特徴も違いますし、微妙な位置の違いなんかは客観的に自分を見れないので、自己流で解釈してしまうおそれもあります。
また先生から直接体を触って誘導してもらう「アジャスト」も、オンラインでは受けることができませんし、アライメントがわからない問題もあります。
もちろん先生はオンライン指導のプロなので、言葉で的確に伝えてもらうことはできますが、どうしても
本当にこれであってるのかな?
こんなに痛いけどこれって正しいの?
と疑問点や不安が湧いてくることもたくさんあります。
そんなときにやっぱり直接触れて指導してもらえるアジャストがあったほうが安心ですし、完成度は高くなるかもしれません。
可能であれば、客観的に自分のアーサナを確認するために写真や動画を撮り、先生のお手本と見比べるなどの工夫が必要ですよ。
2.アジャストの教え方がわからない
逆に、今度は自分が生徒に教えるときのことを考えると、アジャストの教え方が、直接対面で教わったことがないと難しいというデメリットもあります。
人によって身体は全然違うので、普段慣れ親しんだ自分の体を基準にしていると、相手の身体のことがわかりません。
自分が誰かをアジャストできるようになるためには、自分がアジャストされる経験がないと難しいのは当たり前ですよね。
人に実際に教える段階になったときに、
「どう言えばいいのかわからない」
「何をどう指導したらいいかわからない」
こんな問題が起こる可能性があります。
動画だけ見て「頭ではわかって」はいても、「体でわかる」のとでは大きな差があります。
この差を埋めるためには、やはり対面でのレッスンも一度は経験しておいたほうがいいでしょう。
デメリット2.レッスン中の集中力を保ちにくい
スタジオに通学する場合、
こいった準備をしてから、周りの人とともにレッスンを受ける、というある意味で集中できる環境を「半強制的に」作っている状態と言えます。
そしてレッスンが終わると
あ~今日もヨガがんばったな~!
とヨガに対する意識が向上して、モチベーションを保つことができるという面があります。
一方でオンライン講座の場合は、そのような強制力が働きません。
なので、なあなあでレッスンを受けてしまい、結果的にダラダラと受講してしまう可能性があります。
いつでもどこでも、どんな格好でも受講できる「手軽さ」がオンラインのいい点ではありますが、それが仇となる可能性もあるので、集中力を持ってレッスンを受けるにはそれなりの覚悟が必要です。
デメリット3.自己管理が必要になる
上記と少しかぶりますが、レッスン中の集中力だけではなく、普段のスケジュール管理においても自分を律する力、つまり「自己管理能力」が必要になります。
オンライン講座の場合、スケジュールは通学制に比べて自由度が高く、その日の気分や体調によって受講するかしないを気軽に決められる環境です。
この自由度はメリットでもあるのですが、人によってはデメリットにもなりうる、いわば表裏一体のものです。
ズボラな性格の方や怠け心がある方にとって、ヨガモードへパリッと切り替えてモチベーションを保つのは結構難しいことなので、自分で気持ちを奮い立たせなければなりません。
オンライン講座といえども、できれば上記のように自分なりのルールを作って、強制力が働く環境を自分で作る必要があると思います。
デメリット4.同期(仲間)が作りにくい
ヨガでは、精神的に高め合える関係(=仲間)のことをサンスクリット語でKula(クラ)といい、こういった関係をヨガでは重視する文化があります。
やはり、RYT200資格取得を目指すと言っても、仲間と一緒に学べるほうが達成度は高くなります。
モチベーションの維持にも役立ちますし、卒業後もお互いに支え合って高めていける同期(仲間)の存在はとても大きいものです。
通学制であれば物理的に同期と話したり仲良く慣れる機会が作れますが、オンラインの場合は孤独になりがちというデメリットがあります。
もし、一人で学んでいけるか不安な人は、同じ目標を持つ仲間と繋がれるサービスのあるヨガスクールを選択するのがおすすめです。
デメリット5.通信環境を整備しなければいけない
オンラインレッスンを受けるために必要なのが、安定した通信環境です。
オンラインのライブ講義は、ZOOMなどの会議アプリでレッスンをするところがほとんどです。
パソコンのほうが大画面で見やすいですが、最近ではスマホでもできないことはないので、PCを持っていなくても大丈夫ではあります。
ただ、安定したインターネット回線でないと、
といった問題が発生するので、できれば高速インターネットを利用できる環境が好ましいです。
頻繁に通信に問題が起こると、ヨガをすること自体もストレスに感じてしまう原因にもなるので、事前に通信環境をきちんと整備しておく必要があります。
オンラインでRYT200取得するか、通学で迷っているあなたに
オンラインヨガ講座で考えられる9つのメリット、5つのデメリットを解説していきました。
個人的な意見となってしまいますが、どうしても許容できないデメリットがなければ、私は「オンラインで取るなら今がチャンス」だと考えています。
1.上記のデメリットが許容できるなら、オンラインは総合的におすすめ
理由1:オンラインでRYT200を取得できるのは今だけ
オンラインでRYT200を取得できる期限は、2023年末までの期間限定です。それ以降にオンライン受講が可能になるかどうかはまだわかりませんし、今が最後のチャンスと言えるでしょう。
理由2:2024年からは取得ハードルが上がる
本来、RYT200講座は125時間以上の対面での授業が必須でした。それが、コロナ禍で特例的にオンラインでの取得も認められるようになったのです。
しかし、2024年からは今後全米ヨガアライアンスの方針で
「160時間以上の対面での授業を必須」
と規定が変わる予定で、以前よりもRYT200取得のハードルが上がってしまう可能性があります。
理由3:上述したデメリットは克服可能
上で5つのデメリットを上げましたが、実はこれらのデメリットは、スクールによってある程度克服可能です。
例えば、「デメリット1①身体の感覚的な理解度は低下する」に関して言えば、
もあり、直接先生からの指導を受けることで克服が可能です。
また、「デメリット④.同期(仲間)が作りにくい」について言えば、
など、一人にならないための工夫がなされたオンラインスクールもあります。
実際に口コミなどを見ても、
一人で不安だったけど、仲間もできて安心できた!
とデメリットを全く感じさせないようなサービスを展開しているスクールもありますよ。
各ヨガスクールによって克服できるデメリットは違う
もちろん、すべてのデメリットを一つのスクールで克服できるわけではありませんが、
もしあなたが一番気にしているデメリットを克服できるスクールを選べば、オンラインでRYT200を取得するのはメリットのほうが大きいといえます。
オンラインRYT200講座を開講しているヨガインストラクター養成スクールは数が多いので、選択肢が多いですが、以下の記事でおすすめスクールを解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
»最安値は?ヨガ資格RYT200オンライン安いおすすめスクール13選!
まとめ:デメリットを理解した上でスクール選びをしよう
この記事では、オンラインでヨガ資格RYT200を取得する際のメリット・デメリットを総合的に解説していきました。
デメリットを理解した上で、自分が許容できる範囲のデメリットであれば、オンラインでRYT200講座を受講するのはメリットが大きいといえます。
あなたも、しっかりとスクール選びに時間をかけて、各スクールの特徴を知った上で受講を決めてくださいね!